どうも、幼女です。
ハロウィンですね。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。私は普段と全く変わらない一日を過ごす予定です。だって火曜日は普通に平日だもん……
というわけで、今日は私のように特別イベントなどに参加しないけど少しでもハロウィン気分を味わいたい人たちのために、「Root: Trick or Treat scenario」を紹介します。
これはなに?
「Root: Trick or Treat scenario」は2018年にルートの共同デザイナーの1人であり、ルートの出版元のLeder Games社の創設者であるPatrick Leder氏が公開したシナリオ(ゲームに特殊なルールを追加するもの)です。
ではこの特殊ルールを早速見ていきましょう。非常にシンプルです。
シナリオ名は「トリック・オア・トリート!」。特殊な動きをする「トリックスター」をマップ上に追加するルールです。ボードにはかぼちゃを意識したと思われるオレンジの背景にならず者が描かれています。ハロウィンにこれ以上の適役はいないでしょう。
ではまずはセットアップから。
- このボードを一番後ろの席順に置く。トリックスターは全てのプレイヤーより後に動く派閥という扱いになります。
- 放浪部族コマをマップ上に置く、これがトリックスターを表す。マップによって置く場所が違いますが、今は一旦通常マップのみ説明します。他のマップについてはマップ紹介記事が出来上がったら随時追記します。
- 通常マップ:道が5本伸びてるキツネの広場に置く。
通常マップでのセットアップは以上だけです。次はトリックスターが自分の手番中にすることについて説明します。
ノック・ノック!:各ターンに1回だけ、カード3枚を引いて公開し、その中にあるトリのカードを全てお菓子ボックスに配置し、残りを捨て札にする。
トリックスターは昼光フェイズしか持ちません。そしてトリのカードをお菓子に見立ててお菓子ボックスに集めていきます。
トリックスターのターン自体はこれだけですが、トリのカードを集める手段はまだあります。
各プレイヤーは自分のターンの昼光フェイズ中、このアクションを行ってもよい。
お菓子:トリックスターが居る広場に対応する動物種のカード1枚を消費し、トリックスターを隣接する広場に移動させる。あなたが消費したのがトリのカードならばそれをお菓子ボックスに配置し、それ以外なら捨て札にする。
各プレイヤーは1ターンにトリのカードを複数枚お菓子ボックスに入れてもよい。ただしトリックスターを動かせるの1ターン1回までである。
全てのプレイヤーはカードさえあれば1回だけ好きにトリックスターを動かせるわけですね。そして手札にある限り好きなだけお菓子を食わせられます。田舎のおばあちゃんかな?
お菓子を集めてホックホクなトリックスター。次はお菓子を集めたら何が起こるのかについてです。
いたずら
お菓子ボックスにカードが5枚以上になった時、それらを全て捨て札にし、トリックスターが居る広場に存在するトリックスターと放浪部族以外の配置物を全て取り除く。そこに放浪部族がいる場合、放浪部族はアイテム3つを損傷状態にする。
こいつやっぱりならず者じゃねぇか!
このように、お菓子を沢山もらうとテンションが上って広場を焼け野原にします。ならず者と違うのは、焼かれた広場はその後も入って配置物を配置できることですね。(ちなみに、トリックスターによって取り除かれた建物やトークンは誰の得点にもなりません)
最後に、トリックスターが広場を焼くのを止める方法を説明します。
いたずら好き
防御側としての戦闘時、トリックスターのヒット数上限は3である。トリックスターがヒットを受ける時、受けたヒットと同じ数だけお菓子ボックスにあるカードをランダムに選んで捨て札にする。
殴られたからお菓子を食べて(消費して)回復するイメージでしょうか?トリックスターを止めたかったら殴ってお菓子を減らそう!治安が悪すぎる……
感想
以上がこのシナリオのルールです。かなりシンプルでありながら場を盛り上げられる追加ルールで、感覚的には爆弾を押し付け合う系のパーティーゲームに近いです(これってジャンル名あるんですかね?あんまり詳しくない)。
各プレイヤーがトリックスターを移動させてお互いの急所を狙い、ベストタイミングで起爆!出来るとめちゃくちゃ気持ちいいですけど、ノック・ノック!で急にお菓子が2~3枚追加されたりして意図しない場所で爆発が起こったりすることもしょっちゅうなので、どっちかというとそういった予想外のシチュエーションを楽しむタイプのゲームになります。
放浪部族のコマとお菓子ボックスとして使える物さえあれば気軽にプレイできます(どっちも代用品を用意するのは難しくないでしょう)ので、ルート実物版を持っているならばこの機会にはるけき森でハロウィンを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後に、ハッピーハロウィン!では!